不思議な夢、パート4
私は、道に迷っていました。方向音痴の私には、よくある事です。
気が付くと、神社の鳥居の前にいました。何気なく中に入りました。中は、畳敷の広い部屋が沢山ありました。襖で区切られていました。
部屋に一歩足を入れました。部屋には、子供が5~6人程いました。その中にリーダー格の子供が話し掛けて来ました。「お姉さん遊んで」
私は、それには答えず「ここには、大人の人誰かいないの?」と尋ねました。10才位のリーダーは「ここには、大人は、いないよ。」笑いながら言いましたが、目は、笑っていません。私は、何故かゾッとしました。
本能的に危険な感じがして、この部屋から出た方が良いと思いました。何故襖は、遠くにありました。金縛りにあったように、身体が重く感じました。
私の中の本能が「逃げろ」と言うのです。私は、襖に向かって走りました。
「逃げるぞ」リーダーの一声で
子供達が一斉に追いかけてきました。
いつの間にか、子供の数が増えてます。
私の身体は、鉛の様に重く、追いかける子供達もスローモーションの様にゆっくりでした。
私は、最後の力を振り絞り、襖を開けました。
私は、沢山の叫び声に振り返りました。
それは、まさに地獄絵でした。
子供達が、全員年寄りになり、身体が朽ち果て消滅していくのです。
リーダーの少年も凄いスピードで老人になり、消滅する前、
私に「ここは、呪われた場所で、私達は、貴方ぐらいの大人だったんだ。
時間が逆行して、皆で子供になり、又、成長して大人になる。それを繰り返す不老不死の世界だった。私達も、迷い混んだ時、貴方の様に外に出ようとしたけど、駄目だった。いつしかこのままが良いと思う様になりました。
あなたがドアを開けたら、呪いが解けて一気に時間が進んだ。
これで良かったんだ。有り難う。」そう言ったのです。正確には、言った訳じゃなく、思念を送って来たのです。
気が付くと、私は、最初の神社の鳥居の前に立っていました。
ここで、目が覚めました。私は、フロイトの夢分析は、出来ません。どうしてこんな夢を見るのか解りません。
本日も、有り難うございました😄
次回をお楽しみに