2012年5月22日、パート1

私とヨシさんは、結婚してから20年の月日が流れていました。ヨシさんは、無事還暦を迎えました。

2012年5月18日金曜日の夜の事です。ヨシさんはこのところ仕事にあぶれていました。仕事が無い日は、夕食を作ってくれました。

この日は、風邪っぽいと言うので私が作りました。
ヨシさんは、ホットフラッシュがあるので、風邪と言うより汗が沢山出て、咳はなく、外から見て判りづらかったのです。

ただ、本人が不調の時内服している漢方薬がありました。いつも、風邪のひき始めは飲んでいました。

その日も、薬を飲んで早く寝ました。
私は、仕事が終わって明くる日は、会社に納品しに行く予定でした。

19日土曜日でした。ヨシさんは、昨日と変わらない様に見えました。
後ろ髪引かれながらも私は、会社に行きました。

この頃、社長は大腸がんの手術をして、入院中でした。会社内もバタバタしていました。

私は、なるべく早目に帰ろうと思っていました。
でも、結局は、夕方を過ぎてしまいました。

家に着くと、ヨシさんの調子は、更に悪そうでした。呼吸が荒いのです。
私は、雑炊を作りましたが、ほとんど食べなかったのです。私は、無駄だと知りながらも病院を勧めました。

答えは、予想通り、行かないでした。次の日は、日曜日です。私が相談している漢方薬局は、休みです。

どうしたらいいんだろう。リンゴをすって出しました。ほんの数口しか食べませんでした。
どうしよう。明日は休みです。仕事が無いから
何か、食べられそうなものを作ろう。

そう考えて眠りにつきました。
日曜日の朝です。私は、自分の喉の異変に気付きました。

しまった!私も風邪をひいてしまった。
私は、ヨシさんに隠そうとしましたが、隠し通せませんでした。

続きは次回にします。
本日も、有り難うございました。