私がカウンセラーになろうと思った理由 パート2

私は、さとみが積極的に話しかけてきたのに戸惑いました。
クラスで仲良くしていた友達は、いました。でも、クラスでも、浮いている女の子でした。

よく、ウソをつくので誰にも相手にされず、私とだけ話をよくしました。近所だったから、学校以外でも遊んでいました。
私は、彼女がつく他愛ないウソが面白かったのです。

さとみは、始め自分の仲良しグループに私を入れようとしました。
さとみと幼なじみのT子、この二人がグループの中心で、後は、その時々でメンバーが変わりました。

グループと云う程では無かったと思います。
私は、特にT子が苦手でした。いつもハッキリ物を言う。時々意地の悪い事を言う。
さとみは、日曜日に私を誘いました。

あの頃の私は、断り方を知りませんでした。さとみとT子、後二人位いた気がします。
気が進まないながら、誰かの家に行きました。

私は、何も話す事も無く、その家にあった漫画本を貸してもらい、ひたすら読んでました。

そうやって時間を潰したのです。さすがに、それ以来さとみは、誘って来なくなりました。

私は、いつもの日常に戻ってホッとしていました。ところが、あることをきっかけに私達は、急速に親しくなったのです。

続きは、次回にします。お楽しみ下さい。