私がカウンセラーになろうと思った理由 パート1

私は、ヨシさん(亡夫)が亡くなってから、着物の仕立てでは、自活出来ませんでした。
転職を考えていました。
年金もろくに掛けていません。

年を取っても出来る仕事を考えていました。そんな時、知人がカウンセラーの資格を取ると話していました。

彼女は、ボランティアとして考えていました。
私は、大学で心理学を学んでなければカウンセラーは、出来ない仕事だと思っていました。

民間の資格でカウンセラーと名乗って仕事が出来る?資格無くても名乗る事は、自由。

と云うか、別に違法では無い。勿論、クライアントが付かなければ意味はありません。


私が、カウンセラーに行き着くまでは、子供時代まで遡ります。

私は、未熟児で産まれました。2才半まで歩けませんでした。喘息もあり、運動するのが難しかったのです。

学校も、欠席多く、遅刻、早退ばかりしていました。遠足は、欠席か、母親同伴でした。

私には、日常生活全てが煩わしかったのです。
私の中の世界は、息が苦しいか、苦しくないか
どちらかしか無かったのです。

洋服は、着心地が良いかどうか。入浴は、苦手でした。私にとっての世界は、親、兄弟、少し離れて親しい数人の友達。

それ以外は、遠い世界の話でした。関心が無かったのです。私は、自分の世界にこもっていました。
あの頃の私の世界は、本がありました。私は、本さえあれば退屈する事なく、空想の世界に浸っていました。

私は、身体は小さいけど、本を沢山読んでいました。だから、同年代の子供より、マセテいました。

段々、成長すると共に、体力が少しずつついてきました。私は、少しずつ周りを見る様になりました。自我が出て来ました。

コンプレックスらしきモノも芽生えてきました。そして、小学校5年生になりました。

体育の見学、欠席は、相変わらずありました。
でも、学校生活に大きな変化がありました。
親友が出来たのです。

さとみ(仮名)は、クラスの人気者でした。凄く目立つ訳ではなく三番手位でした。誰とでも親しくなれる。それでも4~5人位のグループに入っていました。

さとみの方から私に話しかけてきたのです。
私は、最初とても迷惑でした。苦手なタイプだったのです。グループメンバーも好きになれませんでした。

続きは、次回にします。お楽しみ下さい。