寄り道してしまう私。 パート2

私は、高校を2年遅れて入学しました。
同級生は、3年生でした。
中学生時代の同級生は、ビックリする程変わっていました。

髪の毛は、染めている。パーマをかけている。スカートの丈は長い。私と仲が良い友達は、変化無く
真面目なグループに属していました。

最初私は、人見知り激しくクラスに馴染めませんでした。

でも、2年遅れて入学したから学生生活は、新鮮でした。授業が楽しかったのです。
勉強も一生懸命しました。

そして、今でも連絡取り合っている生涯の友人に巡りあったのです。


私は、友達を作れる様になり、中学時代と違って楽しい時間を過ごしました。
それでも、会社と云うモノに属する事には、抵抗がありました。

手に職をつけて、自由にやりたい。大学に行くつもりは無かったのです。

私は、高校受験で2浪もしたのです。受験勉強たるものをやりたく無かったのです。

通うには、遠いけど、通えない事もない。
和裁の専門学校があったのです。
編み物で自活は、出来ない。専門学校は、洋裁、和裁、編み物と分かれていました。

私は、着物の仕立てを選択しました。専門学校のパンフレットには、学校を卒業したら、仕事が貰えると書いてありました。

実際は、洋裁に力を入れていて仕事が貰えるのは、洋裁の方だったのです。

そんな事は、知らず2年間学校に行きました。そこでも、私は、生涯の友人と出会ったのです。

私は、親元を離れる事は、考えていませんでした。
自活して生活していく事を考えたら、大変です。
家賃払い、全て自分でやりくりしないといけない。

専門学校卒業しても、和裁で生活する術が無かったのです。
勿論、たかだか2年習った処で出来るはずも無かったのです。

これが、2番目の回り道でした。

続きは、次回にします。お楽しみ下さい。