母と認知症、パート1

私は、老人ホームに勤めていました。グループホームといって認知症の人しか入れません。定員9人の認知症の人達が共同生活をする施設です。

職員は、365日、24時間交代をしながらシフトで勤務します。私は、3年半勤めました。認知症で、気付いた事があります。(これは、あくまで個人的に感じた事です。)

認知症には、2種類ある気がします。ひとつは、純粋に老化に寄るモノ。これは、進行がゆっくりで、本人のこだわりが、強く出ます。短気な人は、より短気になります。

もうひとつは、老化より、本人の感情がより強く影響している。共通しているのは、不平不満が多い。

周りに対する感謝が無い。憎しみ、恨みの感情が根っこにある。もしくは、苦労し過ぎて、自我を押し殺して生きてきた人。

こういう人は、進行が早い。幸せな認知症の人は、とても少ない。

で、私の母の事を少し話します。母は、一人暮らしが長かったです。余りにも、宗教にのめり込んで父と離婚しました。そんな母を、妹が引き取りました。

妹は、長男の嫁でしたが、アパートを持っていたので、近所に住ませました。身体が不自由になってからは、妹の近くの老人ホームに入居しました。

 

母が、70代半ばの頃、病院から、軽い認知症ですねと言われました。

続きは、次回にします。お楽しみください♪