ヨシさん、父と対面する。

私達は、少しずつ結婚に向けて準備をしていました。
私は、時には迷い、1ヶ月会わないと決めました。
時間を置いて会わない時の自分を観察しました。

やはり、会いたい。会いたくて我慢が出来ない。

こうして私自身、結婚への決意を確認しました。

そして、その時が来ました。

私は、父と兄貴夫婦に手紙を書きました。
結婚したい人がいるから会って欲しいと。
彼の今の状況も、包み隠さず書きました。ヨシさんと二人で、手紙の内容を考えました。

まず、手紙で説明した方が伝えやすいと考えたのです。
あらかじめ、手紙を出すと伝えてました。


早速、父から電話が来たのです。
何故か機嫌が良いのです。拍子抜けする程、経済力がないフリーターの部分は、問題にしていなかったのです。

私に相手がいる事に安堵したようです。

こうして、私達は、会食する事になりました。
父と新しい奥さん、兄貴夫婦、私とヨシさん。
東京駅の近くを6人で食事する事になったのです。

その前に、ヨシさんと打ち合わせをしていました。
ヨシさんは、出る質問の予想をしていました。
その質問が出たら、どう答えるとシミュレーションをしました。

私は、前日の夜は、緊張して眠れませんでした。

さて、会食です。父は、時間に厳格です。なのに、少し遅れて来ました。
ヨシさんを見て、「履歴書か何かないの?」
と言うのです。

これには、驚きました。経歴は、手紙に書いていたのに。

ヨシさんの予想通りの質問が出ましたが、私は、緊張して、ちゃんと答えられませんでした。

ヨシさんが、これはダメだと思ったらしく全て
きちんと対応してくれました。

ヨシさんに後で言われたのは、親子の関係ではない。こんなにも、距離があるとは思わなかった。でした。

私は、この時程ヨシさんを見直した事は、無かったです。
いつも、世間ずれしているイメージで見ていたので、頼もしく感じました。

私は、ヨシさんの対応が良かったので、安心していたのです。その時、父は、余り反論しなかったので
納得したのだと勘違いしていました。

その明くる日、父から電話があったのです。
続きは、次回にします。
本日も、有り難うございました😄