ヨシさんに電話をする。

私達は、お互いに電話番号を交換しました。私は、これは、どう解釈するのか悩みました。

「いつ電話しても良いよ。」ヨシさんは、そう言ったのです。私は、まだ彼をよく知らないのです。
上京してまだ数ヶ月。サークルで話をするだけ。

作品は、知っている。北海道の出身。年齢不詳。
フリーターは、判るけど仕事の中身は、よく分からない。一年の半分働いて、半分は、勉強に当てている。住み込みの新聞配達しながら大学を卒業した事。

実家の商売が失敗して、自力で生きるしかなかったこと。
電話をすると言う事は、今後付き合う可能性があるという事?

私は、ヨシさんに対する好奇心がありました。でもまだ、好きかどうかまではわからない。
ヨシさんの気持ちもわからない。普通は、電話番号を交換するという事は、私に好意があるから?


でも、私の独りよがりかもしれない。この時代は、まだ携帯電話はなく、電話番号を教えるという事は、そんなに軽く無かったのです。

私は、悶々していました。私は、悩むのが嫌でした。多分その3日後です。

私から電話をしてしまったのです。とりとめのない話をしてから、日曜日に、家に来ないか誘われたのです。


さあ、来たぞ。どうする?

私は、行くと返事をしていました。

もっと相手を知りたい。私の恋愛の入口は、いつも
好奇心でした。具体的に、行き方を聞いて電話を切りました。

次回は、初デートです。本日も、有り難うございました😄