不思議な出会い

私は、インド哲学の日を楽しみにするようになりました。
そんなある日です。田村君は、仕事の都合で来られませんでした。新しい40代の女性が参加したのです。

その日は、えいちゃん、りかちゃん、40代の女性のTさん、私の4人でした。りかちゃんは、偏頭痛がすると言って具合が悪そうでした。

自己紹介の時、Tさんは、「ヒーラーです。」と言いました。ヒーラーなんて職業あるんだ。
私は、全く意味が解りませんでした。

りかちゃんは、偏頭痛が酷くなり、少し横になっていました。私達の使っている部屋は、和室でした。

私は、Tさんが、部屋に入ってきてから身体が暑くて仕方がありませんでした。

3月で、まだ肌寒くエアコンがついてました。
Tさんは、私の斜め前に座り、何故か色々質問をしてくるのです。お経をあげたことがあるか?
比叡山に行った事はあるか?等々

私は、母の事、我が家の宗教戦争の話をしました。
私は、Tさんを警戒していました。何故か解らない感情に襲われるのです。

感情をセーブして冷静に振る舞いながら教本に集中していました。毎回教本は、回し読みをしてディスカッションしました。

時間が終了しました。
私達は、いつも会が終わってから駅前のリトルマーメイドで、パンを食べながら、雑談をしました。


その日、りかちゃんは、具合が悪いまま帰りました。私達3人は、いつも通り寄り道をしました。

私は、会が終わり気が抜けました。感情のブレーキが外れました。
Tさんとえいちゃんは、とりとめのない話をしています。

私は、ボンヤリ聞きながらTさんの顔を見ていました。
急に涙が出るのです。何だろう?
えいちゃんとTさんは、驚いて私を見ています。
でも、一番戸惑っているのは、私自身です。

「どうしたの?」
「解らないけど、涙が出るの。」と、私。

Tさんは、私をじっと見て「ああ、解った。」
と言うのです。

「私達、インド哲学で集まったこのグループは、過去世チベットで一緒だったのよ。」
「あなたの後ろにいるお坊さんの守護霊が私の後ろにいる守護霊に会いたがっていたの。会えて嬉しい感情が、あなたに反応している。」

先に帰ったりかちゃんは、ガードが固くて具合が悪くなったと言うのです。

私は、初めてヒーラーの意味が分かりました。私は、初対面なのに会った瞬間泣きそうになった事、
会の間、気を張って我慢していた事、身体が暑かった話をしました。

わたしは、懐かしい感じを味わいながら、別れを惜しみました。電車でハグして別れました。

Tさんも、インド哲学のレギュラーになりました。
続きは次回にします。本日も、有り難うございました。😄