アダルトチルドレン、パート2

私は、これまでの人生の半生を綴ってきました。
ヨシさんが亡くなってからの事を書くかどうか迷いました。

私の経験した事が、誰かの人生のヒントになったり、私もそうだと言う一部の人に向けて発信するのは、ありかなと思いました。

なので、ここからの記述は、フィクションの部分もあります。私自身の心理状態にスポットを当てています。

私は、カウンセラーの学校を卒業し、次の目標がボンヤリしていた時に、Kと出会いました。

Kの仕事を手伝う事になりました。Kは、起業家でした。もう一方では、スピリチュアルな側面もありました。しかも、年老いた母親を抱えていました。

私は、Kを手助けしたいと思いました。Kを助けたいと考えていたのは、アダルトチルドレンの私でした。

あの頃は、恋に落ちたと考えていました。でも、私が曳かれていたのは、K自身ではなく、Kを取り巻いている状況でした。

私は、幼い子供の頃、両親の関係をどうにも出来ませんでした。全く、無力だったのです。
結局、両親は熟年離婚してしまいました。


目の前にいるKは、起業が上手くいってませんでした。彼は、スピリチュアルと起業家と両面持っていました。

私の母親は、宗教をしていました。父は、商売人でした。

私は、Kに自分の両親を重ねました。しかも、母親がいたのです。私は、K個人ではなく、家族とみたのです。

Kは経済的に追い詰められていました。私は、蓄えがありました。

今の私なら、この家族を救える。あの頃無力だった私ではない。私の居場所を作ろう。

アダルトチルドレンの出現です。私は、夢見る夢子ちゃんに逆戻りしました。

彼のやること全てを美化したのです。失敗の原因を分析せず、精神論で乗り切れると思ってました。

スピリチュアル特有の、奇跡を起こせる。信じてさえいれば、大丈夫。

Kは、私以上に、現実の世界から解離していました。私が、現実を突きつけると『ドリームキラー』扱いするのです。

私は、義母の介護をしながら、彼を支えました。
こんな、結婚が長く続く訳もなく、私の再婚は、
5ヶ月で終了しました。

あの頃の私は、熱に浮かされたように、感情がハイテンションだったり、落ち込んで泣いたり、滅茶苦茶でした。

そんな状況の時、ある人に「本当にKが好きなんだね。」と言われたのです。

私は、ハッとしました。本当に好き何だろうか?
もし、Kが問題を抱えていなくて、私に蓄えがない。フラットな状態でこの人に曳かれていただろうか?

私は、この状況だから、彼に手を差し伸べたのでは?
お義母さんの存在も大きかったのです。私が欲しかったものは、彼ではなく、自分の居場所でした。

それは、義母もセットでした。

私は、初めて、アダルトチルドレンの存在を感じました。
私は、離婚を決意して、東京都の助成金を利用しました。

介護の学校に行き、介護の仕事に付きました。それが今の仕事です。

今でも、あの数ヶ月は夢のような出来事でした。まあ、色々勉強をさせて貰いました。

私は、スピリチュアルな世界は、二通りあると感じました。自分がより良く生きる為の知恵として使うのは、良いと思います。

ただ、現実逃避の道具としてなら、賛同出来ないです。

私は、Kを通じて色々な起業家と会いました。中には、セミナー依存性の人もいました。

勿論、ちゃんと成功している人も、沢山いました。


さて、私のこれまでの半生を振り返り、色々思い出しながら、書いてきました。

今後は、間隔を開けながら、気の向くまま続けていきます。

本日も、有り難うございました😄
退屈しのぎになれば、幸いです。