成るように成る。成るようにしか成らない

久しぶりにブログを更新します。
最近、つくづく成る様に成ると考えられる様になりました。
ここ数年、嵐の様に色々ありました。2012年、夫が亡くなって以来です。
それでも、何とかなり、生きています。

かつて、夫に聞かれた事が、ありました。「お前は、俺が先に逝ったらどうする?」
私は、彼がどう答えたら喜ぶか知ってました。

「そうね。暫くは、ショックだと思うけど、たくましく生きていくと思うよ。」
彼は、満足そうに笑いました。
「あなたは?」
返事は、ありませんでした。

この返事は、20年後に聞かされました。
20年後、かれは、風邪をひきました。(後で、肺炎だと解りました。)
暫くして、私も、うつってしまいました。

彼は、自分より、私が風邪を貰った事がショックの様でした。私には、喘息の持病があったからです。
発作の怖さを誰よりも知っていました。

あの頃、私達は、布団を敷いて寝ていました。彼の布団は、敷きっぱなしでも大丈夫でした。

部屋の関係で、私達は、別々の部屋で寝てました。
私の方は、仕事場件寝室でした。

彼は、具合が悪いのに、私の布団を敷くのです。
その時「俺は、お前が先に逝ったら生きていけない。今の俺は、お前を守ってやれない。お前を優先する。布団位敷かせて欲しい。」

それが、20年前の答えでした。私は、彼の性格を知っていました。
病院に行かない事も、布団を敷くのを辞めない事も、、、

私は、我慢して彼の云う通りにしてましたが、腹が立って、彼から布団を奪い
「いい加減にして、こんなことして私が平気だと思っているの?私を何だと思っているの?」

彼は、何も言わず私を見ていました。
その表情は、私が見た事がないモノでした。
そして、これが生きている彼を見た最後でした。

私は、その後も色々な事がありました。
でも、やはり、逞しく生きているし、成る様にしか成らないと実感しています。

出来る努力は、するけど、結果は、私の手の内にない。それなら楽しんで生きたい。

それが、亡夫への供養です。彼なら、きっとそう言ってくれる。
最近、本当にそう思います。

読んでくれて、有り難うございました。