アダルトチルドレン、パート1

私は、幼少の頃より虚弱体質でした。親に対して申し訳ない気持ちがありました。勿論、そう考え始めたのは、小学校高学年になってからです。

それまでは、生きるだけで精一杯でした。私は、体力がなくても楽しめる読書に夢中でした。そこから色々空想するのが、好きでした。

私は、父と母の危うい関係を察知していました。
母を守りたい。ずっとそう考えていました。
あの頃の私は、子供でありながら子供では、無かったのです。

私は、母の相談相手としての立ち位置を、自分の居場所としていました。いつしか、それで満足していました。

でも、私の中に幼い子供の自分がいたのです。自分の居場所を探し続けている幼い私です。

私が、有りのままの現実から眼を背け、美化した父と母の関係を壊したのは、ヨシさんでした。

付き合っている時に、ヨシさんが、最初にしたことはそれでした。

私は、段々ヨシさんに鍛えられ、自分の中のアダルトチルドレンも成長したと思い込んでいました。
アダルトチルドレンは、大人になりきれない子供の自分の事です。

ところが、ヨシさんが亡くなってから、私の中にいるアダルトチルドレンが、出現したのです。

私は着物の仕立てを辞めると決意して、12月一杯で退職したのです。

そして、カウンセラーの学校を決めて、バイトを探す予定でした。

会社に、新年の挨拶をするために電話をしたのです。ところが、電話をしている私から思わぬ言葉が発せられたのです。

この年で仕事を探すのは、大変だし、学校に行くから時間の調節が出来る仕立て屋に戻りたい。

社長も、驚いてましたが、私は、もっと驚きました。私は、新年の挨拶をする為だけに電話をしたのにです。会社は、大歓迎でしたが、私は、ろくに就職活動もしていなくて戻ったのです。

ばつが悪い思いをしました。これが、アダルトチルドレンの仕業とは、その時は思いませんでした。

変な流れになったけど、まあ いいか。

こうして、私は、和裁の仕事とカウンセラーの学校に行き初めました。

授業も終わり、卒業証書を貰いに行くだけになったある日、ある人と出会ってしまいました。

この出会いが、私の人生の梶を大きく狂わす事になるとは、その時は、気付きませんでした。

続きは、次回にします。
本日も、有り難うございました😄