金縛りについて、パート3

私は、目が覚めてから真っ先に姉の部屋へ駆け込みました。全部夕べあった事を話しました。

その日から、私は自分の部屋で勉強出来なくなりました。勉強道具を取りに行く以外気持ち悪くて入れませんでした。

母が心配して、自分が入信している人に相談しました。戒名を書いて霊を鎮めるそういう事をやっている人がいるらしく、女の戒名が汚れたから女性の霊だと言われました。

私は、色々あって実家で浪人する事になりました。

団地は、そのまま姉が住んでいました。短大の同級生のUちゃんとシェアハウスする事になりました。Uちゃんは、私が使っていた部屋を使う事になりました。

 

勿論、金縛りの話はしていません。姉とUちゃんは、美術大学だったので、2人とも課題に追われていました。Uちゃんは、疲れてあの部屋で寝てた時です。

誰か部屋に入って来てベッドの側に立っていました。Uちゃんは、姉が起こしに来たと思っていたそうです。そして本をペラペラめくってケラケラ笑っているのです。姉では無い。飛び起きたそうです。

同じ時間、姉の部屋にも誰か入って来た様でした。

姉は、Uちゃんだと思っていました。

 

何故か2人同時に目を覚まして、お互いに「今、私の部屋に来た?」と聞いたそうです。

それ以降は、特に不思議な事も無くアレは何だったのか今でも分かりません。

私も、アレ以降は、あんなにハッキリ覚醒した金縛りは無く、あるのは、レム睡眠とノンレム睡眠の狭間にあるモノだけです。

あの経験は、二度としたく無い経験です。