ベートーベンの中岡先生、パート3

私の両親は、父の仕事の関係で別居してました。
父は、東京で宝石店を営んでました。

母は、4人の子供達と暮らし、内職をしていました。
自分の実家から、歩いて5分の所に暮らしてました。


さて、本題は、遠足です。私は、足も弱く、喘息もあったので、遠足は、不参加か、母親同伴のどちらかでした。

その日の遠足は、歩きが多く、母が同伴参加になりました。
もう一人、義足の男の子がいて、彼も、母親同伴でした。

中岡先生は、母の横で、ずっと一緒でした。
私の様子を見ながら、時々背負ってくれました。

私は、その背中の大きさに驚き、楽しそうにしている母にも、満足でした。

子供なので、よく分からない。ただ、お互い好意を持っている。それだけで十分でした。

中岡先生の記憶が強く残ったのは、その後の
更なる出来事によってです。

これらの思い出は、序章に過ぎませんでした。

本日も、有り難うございました。
明日は、更なる展開になります。

こう、ご期待下さい。