自転車にぶつかる

私が、結婚してから半年経ったある日です。
結婚してからも、定時で帰れる事は少なく忙しい日々を送っていました。

その日は、まあまあ早く帰れました。会社から2~3分の場所にバス停がありました。私は、バス停に向かって歩いていました。外は薄暗く道路を渡ろうとした時凄い衝撃がありました。

私は、何かにぶつかったのです。一瞬車かと思いました。
はね飛ばされて座り込んでしまいました。ぶつかったのは、自転車でした。起き上がろうとしても体が動かないのです。

鼻の下がぬるぬるします。触ったら血でした。口の中にも血が溜まります。
「帰って夕食作らなきゃ」なおも、立とうとすると
周りに人が集まってきました。

一人の女性が、タオルをくれて救急車を呼んでくれました。「誰かに連絡しましょうか?」と言うので、ヨシさんに連絡して貰いました。

私は、生まれて初めて救急車に乗りました。
そのまま病院に連れて行かれ、一晩だけ入院しました。顔面が自転車に当たったらしく、傷は、余りなく、鼻の骨を骨折、歯茎の骨も骨折していました。

歯の治療は、消毒だけで炎症が治まらないと治療が出来ないと言われました。
鼻の骨は、機械で治す予定でしたが、麻酔の薬を鼻に入れたら嘔吐してしまいました。

日を改めてと言っていたのですが、医者が名残惜しそうに鼻をいじりました。そしたら、かすかな音がしてはまったのです。後は、石膏で保護して、自宅療養になりました。

私は、暫く仕事を休んでのんびりしました。
一番大変なのは、食事でした。元々差し歯の歯だったので表面上は、一本だけ歯抜け状態でした。
でも、噛むと痛い為、流動食でした。お粥を食べてました。

ヨシさんは、全ての家事を引き受けてくれました。
これは、本当に有り難かったです。
私は、仕事に復帰したくて焦ってました。
ヨシさんは、もう少し休んだ方が良いと言うのを聞かず、鼻が完治したので職場復帰しました。

ただ、歯の治療は、時間がかかったので、食事がちゃんと取れていませんでした。
こんな状態の上、会社の引っ越しがあり、色々と無理をしました。

風邪気味で、会社を早退しました。いつもの風邪と違う。そう思い、病院に行きました。私は、元々病院が嫌いでした。風邪位で病院には行きません。

この時は、幼い頃の喘息が心配でした。私は、その事を医者に伝えました。医者は、発作が無いのに喘息の薬は、出せないと言われたのです。


その夜です。これまでの中で一番ひどい喘息発作を起こしてしまったのです。

再び、病院に行き、点滴治療をしました。その日は、治まり次の日、嘔吐と、痰が絡んでさらに
酷くなりました。

3回目、病院に行き、又点滴治療して、時間が経つと嘔吐、痰絡みで、入院を進められましたが、断りました。

ヨシさんは、色々調べてくれて、漢方薬局で薬を買ってきたのです。
そこから、少しずつ良くなってきたのです。
喘息のツボを毎日マッサージしてくれました。

私は、その風邪をきっかけに、香辛料が食べられなくなっていました。始め知らなくてカレーを食べたのです。正確に言うと食べようとして、食べられなかったのです。

カレーに限らず、香辛料が苦手になっていました。
体質も、昔に戻ってしまい喘息が出るようになってしまいました。

ヨシさんは、ショックを受けました。私の喘息発作を見て、恐怖心を煽りました。
余り口出ししないようにしていたのが、すっかり
心配性になりました。

私は、念願の外注になり、家で仕事をする事になりました。
続きは次回にします。
本日も、有り難うございました😄