不思議な夢、パート1
私は、30代~40代の頃不思議な夢をよく見ました。
今回は、印象に残った夢を綴ってみます。
電車に乗っているシーンから始まりました。私は、つり革につかまりながら、ボンヤリ窓の外を眺めていました。私は、どうして電車に乗って何処に行くつもりなのか?
私は、何者?ふと窓に映っている自分の姿を見ました。
私は、かっぷくの良い初老の男性でした。日本人ではありません。
黒人?黒人のシルエットが見えて、すぐに消えました。
白人のアメリカ人?
私の問いかけに答えるように、白人のアメリカ人がはっきり映し出されています。
今度は、消えません。私は、自分の姿を見て、ああそうだった。これが私だ。そう確信しました。
私の心は、自己嫌悪と後悔の感情で一杯でした。
ドウシタンダロウ?
暫くすると思い出しました。
私は、軍人だったのです。兵士ではなく、幹部でした。前の戦争の指揮を取っていました。
勝つことそれしか頭にありませんでした。
終戦後、初めて自分のしたことを理解出来ました。
私は、沢山の兵士を、何の感情もなく駒の様に扱っていました。
私は、デスクの上で毎日部下の報告を聞きながら指図していただけでした。
私にとって戦争は、ゲームでした。戦争には勝ったけど、私は、罪悪感で一杯でした。
私は、充分な恩給を貰って生活していました。
私は、何処に行くのだろう?
回想シーンが、出てきました。終戦後、私は、売春婦に恋をしました。
私の冷徹な心を溶かしてくれたのは、彼女だったのです。彼女は、戦争未亡人で、幼子を抱えていました。しかも、出会った頃は、身体がボロボロでした。
私は、身体の関係を持てず、ひたすら彼女の身の上話を聞きながら、自分の罪の深さを感じました。
そして、彼女と子供を引き取ろうと決心した時、彼女は、息を引き取ったのです。
私は、彼女の子供を孤児院に預けました。彼の足長おじいさんになろうと決めたのです。
今日は、彼の様子を見に行く日だったのです。私は、孤児院に充分な寄付をし、影から支えようと思ったのです。
孤児院に着きました。園長先生が迎えに来てくれました。「○○君を呼んできましょうか?」
「いえ、遠くから見るだけで充分です。」
私は、運動場で遊んでいる彼を初めて見ました。
確かに、彼女の面影がある。
私は、お礼を言って帰路に着きました。私は、洋服にも、住むアパートにも、お金をかけず、彼女の忘れ形見の為に、ひたすら貯金をしていました。
私は、残りの人生を償う事で終わらせようと考えていたのです。
ここで、目が覚めました。勿論、辻褄が合わない部分は沢山ありました。こんな感じと繋げてみました。
目を覚ましてから、不思議な夢だなぁ。私の前世?
なんて考えました。(笑)
本日はこの辺で終わります。
次回も、不思議な夢を綴ってみます。😄