不思議な出来事。 パート3

あれは、20代の時。まだ実家に母が一人で生活していた時です。私は、上京し、まだ結婚していませんでした。お盆とお正月には、実家に帰省していました。

帰省すると、2〜3人の友達に連絡をして会っていました。

その中に高校時代の友達Nちゃんがいました。

彼女は、この時カメラに夢中になっていました。

お盆に帰省した時、実家から15分位歩くと灯台があったのです。地図で見ると先端になるので、写真を撮るのに良いかもしれないと思って案内したのです。

 

灯台は、無人で今はただ有るだけで特に何の役割りも果たしていません。地元では、何か不思議な言い伝えが残っていた気がします。9人の海女さんが桶だけ残して一斉に消えた話とかあったと記憶しています。普段は、滅多に人は来ないですが、地元の漁師さんが波の様子を見に来る事は有りました。

 

私は、秘境の様なその灯台が好きでした。実家に帰ると、たまにフラっと行く場所だったのです。

写真撮るのに良い場所かも知れない。そう考えてNちゃんを誘いました。母に○○灯台に出掛けると告げて行ったのです。

細い道を通り、到着しました。Nちゃんには「崖っぷちに気を付けて、近場で写真撮ってね。私は、この辺で待っているから」と告げました。

そして、ボンヤリ海を眺めていました。その時です。

嫌な感じがするのです。気配?悪寒が走る?首の辺りがビリビリする。これは、私の直感が働いている時の感覚です。ここは、危険。帰った方が良い。私のインスピレーションがそう告げている。

私は、Nちゃんを守らなくては。咄嗟にそう考えて

心の中で念じました。「来るな、何人でも許さない‼︎」その瞬間です。足首に痛みが走りました。

チクっとしました。「何?」

続きは、次回にします。お楽しみください♪