私がカウンセラーになろう思った理由 パート4

私の学校生活は、少しずつ変わって行きました。 さとみと一緒に行動する事が増えました。でも、二人きりでは無く、さとみのグループと一緒に行動する事が増えたのです。T子は、相変わらず苦手でした。でも、T子は、さとみの幼稚園からの友達でした。私が、さ…

私がカウンセラーになろうと思った理由 パート3

さとみは、普段通りになりました。私に関心払う事なく、本来の友人とおしゃべりを楽しんでいました。私は、私でホラ吹きの友達と遊んでいました。K子のウソは、人を傷つけるモノではなく、他愛の無いホラに近いモノでした。ある日、私は、休憩時間にノートに…

私がカウンセラーになろうと思った理由 パート2

私は、さとみが積極的に話しかけてきたのに戸惑いました。 クラスで仲良くしていた友達は、いました。でも、クラスでも、浮いている女の子でした。よく、ウソをつくので誰にも相手にされず、私とだけ話をよくしました。近所だったから、学校以外でも遊んでい…

私がカウンセラーになろうと思った理由 パート1

私は、ヨシさん(亡夫)が亡くなってから、着物の仕立てでは、自活出来ませんでした。 転職を考えていました。 年金もろくに掛けていません。年を取っても出来る仕事を考えていました。そんな時、知人がカウンセラーの資格を取ると話していました。彼女は、ボ…

憧れの専業主婦 パート5

Sさんに3ヶ月の冷却期間が欲しいと言われました。それでも、気持ちに変化がなければ別れようと。私は、自分の気持ちを上手く言えませんでした。どんどん守りに入っていくSさんに対して私の気持ちは、乗れない。別に今結婚しようと言われている訳でもない。 …

憧れの専業主婦 パート4

私は、一つの恋愛が終わりました。いつも相手の言動に振り回され、疲れていました。ちょうどそのタイミングで、彼と出会いました。Sさんと云う2歳年上でした。 とても積極的でした。顔見知りでしたが、あまり覚えていませんでした。私は、20歳です。Sさんは…

憧れの専業主婦 パート3

私は、産まれて初めて彼氏が出来ました。 彼は1学年下。私は、既に2年遅れて高校に入学したので、3歳年下でした。お互い子供でした。 彼は、目立つ存在でした。 私達は、周りに隠れて付き合っていました。 毎日顔を合わせましたが、二人きりになるのは、数え…

憧れの専業主婦 パート2

私の両親は、子供の前で喧嘩をする事は ありませんでした。 そもそも、お盆とお正月だけ帰省し、父は、家にいる時間が少なく、母の親戚廻りしていました。 時々は、東京からお客さんを連れて来ました。 時々、子供達と海を散歩しました。父と母は、朝、早く…

憧れの専業主婦 パート1

私は、若い頃専業主婦に憧れていました。10代後半、20代前半の頃でした。私の母は、専業主婦でした。内職はしていましたが、親戚の仕事でした。父は、一旗挙げようと東京に上京し 御徒町で宝石の仕事をしていました。 父は、典型的な男尊女卑でした。女は、…

発達障害とは? パート2

私の父は、頭痛持ちでした。 東京で宝石商をしていたので、お盆とお正月だけ帰省していました。 いつも、眉間にシワを寄せ、サロンパスを額に貼っていました。アイスノンをしながら過ごしていました。私は、父の体質を受け継いだのか、頭痛に悩まされていま…

発達障害とは? パート1

最近、発達障害と云う言葉をよく耳にする様になりました。これは、私の持論で、特にエビデンスはありません。子供は、全て発達障害だと思うのです。こだわりだったり、コミュニケーションのやり方が解らない。自分と他人の区別がつかない。他者、親、兄弟と…

家政婦と睡眠薬

あれは、私が小学生の時のお話です。母の実家は、歩いて5分の所にありました。その頃、母の実家は、老夫婦に住み込みの家政婦さんがいました。 家政婦さんは、高井(仮名)さんと言いました。祖母は、ほぼ寝たきり、祖父は、足が弱く耳が遠く話が通じませんで…

「あんたも、そちら側か。」パート4

Yさんの皮膚の異変に気付いたのは、Tという職員でした。 Tさんは、Yさんの対応に悩んでいました。怒りが出てくると云うのです。それでも、小さな水泡に気付いたのです。私は、その観察力は見事だと思いました。Yさんは、職員の悩みの種になっていました。 家…

「あんたも、そちら側か。」パート3

車椅子になって戻ってきたYさん。職員は、皆彼女は、歩けないと思い込んでいました。病院は、認知症の人は、早く退院させたがります。 かなり迷惑な存在だからです。治療はするけど、介護は出来ません。Yさんは、いきなり歩いたのです。しかも伝え歩きです。…

「あんたも、そちら側か。」パート2

私は、離婚をし、介護の仕事を始めました。グループホームと云う施設です。これは、認知症対応型の施設で、9人の利用者様が住んでいました。職員は、365日、24時間交代しながらお世話をすると云う仕事です。 その中にYさんがいました。Yさんの認知症は、他の…

「あんたも、そちら側か。」パート1

「あんたも、そちら側か。」私は、このセリフを二人の人から云われました。一人は、90代の義母。 私は、夫を亡くしてから、4年後。縁あって再婚しました。 相手の母親と同居でした。色々あってこの再婚は、わずか5ヶ月で終わりました。義母は、骨折で入院し…

寄り道してしまう私。 パート6

私は、2月22日に上京しました。アルバイト探しからスタートです。今から34年前の話です。当時、田舎の時給は420円でした。東京の平均は、700円台。800円は高めで 不動産関係の事務でした。私は、ことごとく断られました。最終的には、 スーパーに決まりまし…

寄り道してしまう私。 パート5

私は、12月一杯で電機部品の会社を退職しました。 父には、上京すると云ったものの、状態は、白紙でした。 最初に決めたのは、週一の夜間の学校でした。勿論、宝石の指輪を作る学校です。 週一にしたのは、経済的な関係でした。昼間に何でも良いからアルバイ…

寄り道してしまう私。パート4

私は、和裁の専門学校卒業後、身体を壊し、 一年位入退院を繰り返していました。 1年のブランク後、電器会社に社員として入社しました。物心ついた頃、父は東京で宝石商を営んでいました。父は、お盆とお正月に帰省して来ました。 父親のイメージは、亭主関…

寄り道してしまう私。パート3

私は、和裁の専門学校に行きました。一年ずつ入学金を払っていました。 ひととおり習うなら4年かかりました。カリキュラムがあったのです。私は、4年間行く気がしなかったのです。一番予想外だったのは、教材でした。実際の着物を縫う訳ですから。 安いポリ…

寄り道してしまう私。 パート2

私は、高校を2年遅れて入学しました。 同級生は、3年生でした。 中学生時代の同級生は、ビックリする程変わっていました。髪の毛は、染めている。パーマをかけている。スカートの丈は長い。私と仲が良い友達は、変化無く 真面目なグループに属していました。…

寄り道してしまう私。パート1

私の中に寄り道してしまう自分がいる。 何故か判らないが、目的地を設定しているのに 寄り道する。道に迷うのとは、違って、一応ゴールらしきモノは、分かっているのです。最初の寄り道は、中学卒業してからです。 この時は、ゴール設定は無かったと思います…

隣人トラブル パート8

玄関前で罵声を浴びせていた男性は、警察に電話をしているのを聞いて、「警察に電話しやがって、、」その後、急に口調を変えて「夜中に、ドアを叩くのを止めてくれませんか。眠れないので。」そう云うのです。完全に被害妄想が入っています。時間が長く感じ…

隣人トラブル パート7

私は、警察署に被害届を出し、その後 生活安全課に廻されました。女性職員は、詳しくこれまでの経緯を聞いてきました。私は、吹き込んだスマホを出しました。鍵穴は、多分瞬間接着剤だと云われました。確かに、鍵穴の周辺に透明の液体の様なものが付着してい…

隣人トラブル パート6

いつもより早い時間に出勤しました。 昼休み時間に、不動産会社に今朝起こった出来事を報告しました。私が、知りたかったのは、上の階の人にどう伝えたのかでした。 不動産会社は、定期的にパトロールしている。何度パトロールしても、男性の声がする。男性…

隣人トラブル パート5

玄関前で、男のダミ声がするのです。私は、一辺に目が覚めました。心臓が、バクバクします。冷静にならなくては、、、 今日は、出勤です。まずは? 録音だ。私は、音をたてない様に気をつけながら 玄関口まで移動しました。そこにスマホを置きました。男が、…

隣人トラブル パート4

会社に出勤です。鍵穴に鍵が入らないのです。 私は、あわてて自分の鍵を確認しました。自分の鍵に間違いありません。スペアキーでやってみても入りません。どうしようとりあえず、部屋の中に入り鍵を掛けました。いつも出入りしている大きな窓から出ました。…

隣人トラブル パート3

去年の暮れ頃から、上の階の騒音が酷くなりました。足が更に悪くなったのか? わざとなのか私には、解りません。家に遊びに来ていた友人が、「音酷くない?私なら住めない。」 と云うのです。コロナ騒ぎで、図書館が閉鎖してしまいました。 少しだけ音が、静…

隣人トラブル パート2

上の階の人からのクレームは、暫くありませんでした。 でも、生活音とやらは、かなりうるさかったのです。ゴールデンウィークになると、孫だと思うのですが、子供が、声をあげながら、走り回っています。 注意する気配さえありません。そんなある日です。チ…

隣人トラブル パート1

ここ数年引っ越し続きである。正確には、夫が亡くなってからの数年。 再婚と離婚と云う状況の変化もあったから、仕方がないけど、2年前に今のアパートに落ち着いたのです。2階建ての4世帯入る小さなアパート。 内装の木目調が、気に入ったのと、外に小さなロ…